2011年4月16日土曜日

リラ冷えの季節

この季節、この前までは初夏なみに暑かったのに、急にまた寒くなることがある。
ふと思い出すのが渡辺淳一氏の小説。「リラ冷えの街」
この小説は、リラの季節に男女の愛を描く物語でした。

南仏の青空のもと、リラも満開♪

リラ冷えの「リラ」とはフランス語。表記は「lilas」になります。
日本語に訳すとライラックですね。

ライラックは小説の舞台となった北海道では馴染み深い木でしょうね。
確か、札幌ではライラック祭りが毎年5月下旬に開催されています。
リラ冷えとはちょうどリラが咲き誇る5月末から6月初めにかけて、
急にまた寒さがぶり返すことからつけられたそうです。

本州では花冷えとほぼ同じ意味ではないでしょうか?


フランスには「リラ冷え」に匹敵する言葉はあるのかな?
また調べてみたいと思います。
日本でこの言葉を作ったのは、榛谷(はんがい)美枝子さんという
北海道を代表する俳人の方で、リラの花が咲く
頃、
肌寒かったので「リラ冷え」を思いついたそうです。


北海道と同じ緯度のパリでは、このリラが咲き乱れています。
南仏でも勿論このリラは今の季節満開です。
でも、このリラは南仏よりもパリに相応しい気がします。

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